こんな症状も耳鼻咽喉科へ

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喉の痛みと鼻みず

例えば、一言に風邪と言っても鼻水が多いと「鼻かぜ」、喉が痛いと「喉かぜ」、夏場では「夏かぜ」と漠然とした言い方をされる場合が多いかと思います。
鼻水が多いようでしたら急性鼻炎、副鼻腔(びくう)炎、アレルギー性鼻炎など。
喉の痛みですと急性へんとう炎、急性咽頭側索炎、扁桃周囲膿瘍(のうよう)、急性喉頭蓋炎など。
夏場だとヘルパンギーナや手足口病、プール熱など。
これらに対して、耳鼻咽喉科では診断をし、症状に合った治療を提供します。

長びく咳(せき)

かぜの後、せきだけがしつこく続く、かぜもひいていないのにせきが続く、せきがひどく夜も眠れない等の症状でお悩みではないでしょうか。当院では、下記のような症状に考慮し、治療させていただいております。

・気管支ぜんそく…ヒューヒュー、ぜいぜいする。ステロイド吸入、気管支拡張剤。
・咳ぜんそく…気管支拡張剤は有効だが、ぜいぜいしない。ステロイド吸入。30%は気管支ぜんそくへ移行。
・アトピー咳嗽(がいそう)…抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤、ステロイド吸入。
・慢性副鼻腔炎による後鼻漏(こうびろう)…マクロライド系抗生剤少量長期投与。
・副鼻腔気管支症候群…マクロライド系抗生剤少量長期投与。
・マイコプラズマ…以前と異なり、散発的に発生。マクロライド系テトラサイクリング系抗生剤。
・百日咳(ぜき)…近年若い世代に増加。マクロライド系、ペニシリン系抗生剤。
・胃食道逆流症…胃酸を抑える薬(PPI)
・血圧の薬の副作用(ACE阻害剤)
・心因性
また、肺結核や気管支炎、肺炎、肺がんといった症状が疑われる時は、別の医療機関を紹介させていただきます。

めまい

内科、脳外科、眼科を受診する患者様が多いですが、総合病院ではたいてい耳鼻咽喉科に回されます。
自分自身がグルグル回っている感じがしたり、頭を動かすとふらふらする、足がしっかり地についていないようなふわふわした感じがするといった症状があります。場合により、難聴、耳鳴り、耳の閉塞(へいそく)感を伴う事もあります。このような症状を感じたらまずはご相談ください。頭蓋内病変(中枢性のめまい)の有無の精査にMRIを受けてもらうこともあります。

顔面神経まひ

顔面神経まひとは、顔の表情を作る筋肉である表情筋の運動や、味覚・涙腺などを支配する顔面神経が何らかの原因で障害されることにより引き起こされる病気です。
原因はさまざまで、脳梗塞や脳内出血、脳腫瘍、脳炎、耳の手術、ウイルス、栄養血管障害、寒冷刺激、免疫異常、外傷などがありますが、原因が定かでない特発性のもの(通称「ベルまひ」)がもっとも多いです。頭蓋内病変を疑う場合は、MRIなどを受けてもらうこともあります。
通常、数日~10日程点滴治療をします。治療が遅れると治癒しにくいと言われています。まぶたが閉じにくい、口が動きにくく口から食事がこぼれるなど、顔の異変に気づいたら、すぐ耳鼻咽喉科を受診しましょう。